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つきみ野歯科医院の平井です。インプラント治療を専門に担当しています。最近、ブラジルのサンパウロにあるブラジルの国立大学で、Renato Rossi 教授から指導を受ける機会がありました。この貴重な経験について、ブログでシェアしたいと思います。

今回学んだのは、「ザイゴマインプラント治療」という手法です。ザイゴマとは、頬骨のことを指します。この治療は、特に上顎骨の吸収が著しい患者さんに適しています。通常のインプラント治療では、骨の吸収が進んでしまった場合、安定した埋入が難しい場合がありますが、ザイゴマインプラントはこの問題に対処する手法です。

具体的には、吸収の少ないザイゴマにインプラントを埋入することで、安定した治療を可能にします。以前は、ザイゴマインプラントを行う際に、上顎洞内を通過するケースが多く見受けられました。これにより、上顎洞に触れてしまうリスクがありましたが、今回学んだ手術方法によって、その心配を減少させるアプローチが可能となりました。

上顎洞へのアプローチを最小限に抑えることで、合併症としての上顎洞炎のリスクも低減できます。この新しい手法を取り入れることで、患者さんにとってより安全で効果的な治療を提供できることを心から嬉しく思います。

今後も、最新の治療法を学び、患者さんのニーズに最適なケアを提供していきたいと考えています。どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。皆様の健康な歯と笑顔をサポートできることを心より楽しみにしています。