
お知らせ
2025.11.25
当院では、患者さまにより安全で長期的に安定したインプラント治療をご提供するために、最新の知識と技術の習得を常に心がけています。
このたび院長・平井は、アメリカ・ホノルルにある Medical Research Center(メディカルリサーチセンター) にて、人体解剖体(カダバー)を用いた実習研修を受講してまいりました。
研修で学んだ主な手術技術
今回の研修では、インプラント治療の中でも特に高度な技術が求められる複数の外科手技について、解剖を確認しながら実際の手術に近い環境で学ぶ貴重な機会となりました。
■下顎枝からの自家骨移植(ベニアグラフト)
インプラントを安全に埋入するために骨量の不足がある場合、下顎枝(奥歯の後方部分)から骨を採取し移植する技術です。
より自然で強固な骨を再現できるため、長期的な安定性に優れています。
■サイナスリフト(上顎洞挙上術)
上顎の骨が足りない場合に行う代表的な骨造成手術です。
今回の研修では、膜の扱い方、穿孔を避けるポイント、安全域の判断など、臨床に直結する細かなコツを習得しました。
■オールオン4(All-on-4)インプラント
少ない本数のインプラントで上顎・下顎の全体の歯を支える治療法です。
傾斜埋入の角度、骨の質の評価、即時固定の判断基準など、成功率を高める実践ノウハウを学びました。
■ザイゴマインプラント(頬骨インプラント)
重度の骨吸収があり、通常のインプラントが難しい患者さんに適した高度手術です。
今回の研修では頬骨の形態やリスク部位を詳細に確認し、安全に埋入するための実践的なステップを深く理解しました。
■ザイゴマを避けるため・補うための代替アプローチ
ザイゴマインプラントが必ずしも最適ではないケースにおいて、骨量を確保するための選択肢も学びました。
●トランスネイザルインプラント(鼻腔前方を利用した方法)
●トランスサイナスインプラント(上顎洞の前壁〜内側を利用)
●テリゴイドインプラント(翼突骨方向へ固定する方法)
これらは高度な解剖知識が必要なため、カダバーでの実践は非常に有用でした。
今回の研修で得たこと
●解剖を正確に理解したうえでの、安全な術式選択
●実際のオペで起こり得る状況を想定した“実践的な判断力”
●より低侵襲で、確実性の高いインプラント治療のアプローチ
●重度の骨吸収症例でも、複数の選択肢を提案できる幅の広がり
特に、オールオン4・ザイゴマインプラント・骨移植など、難易度の高いケースに対しても、より確実で安全な治療計画が立てられるようになり、当院のインプラント治療の質がさらに向上いたします。
患者さまへ
インプラント治療は、患者さまごとに骨の状態やお口の環境が異なり、治療方法も多岐にわたります。
当院では、正確な診断・安全性・長期安定性を最重視し、常に最新技術を取り入れながら治療にあたっています。
「骨が足りないと言われた」
「他院で難しいと言われた」
「総入れ歯だけど、しっかり噛める治療を探している」
そのような方も、ぜひ一度ご相談ください。