歯磨きの後のうがいは1回? 〜フッ素を最大限活用する正しいうがいの方法〜
2025.05.15
「歯磨きの後、何回うがいをすればいいの?」
これは多くの方が気にする疑問のひとつです。特にフッ素入り歯磨き粉を使っている場合、
うがいの回数が多すぎるとせっかくのフッ素の効果が薄れてしまうことをご存知でしょうか?
つきみ野歯科医院では、虫歯予防のためにフッ素洗口を推奨していますが、毎日の歯磨きでもフッ素の効果を高める工夫ができます。今回は、**「歯磨き後のうがいは何回がベストか?」**について詳しく解説します!
歯磨き後のうがい、何回が正解?
結論から言うと、うがいは1回、または少量の水で軽くすすぐのがベスト!
特にフッ素入りの歯磨き粉を使用している場合、フッ素が歯の表面に長くとどまるようにすることが重要です。
なぜうがいを1回にするの?
🦷 フッ素の効果を持続させるため
歯磨き粉に含まれるフッ素は、歯の表面に留まることで虫歯予防効果を発揮します。しかし、何度もうがいをするとフッ素が流されてしまい、効果が十分に発揮できなくなるのです。
🦷 海外では「うがいをしない」習慣も
イギリスやスウェーデンなどでは、フッ素の効果を最大限に引き出すため、歯磨き後にうがいをしないという方法が推奨されることもあります。日本では「うがいをしない」のは違和感があるかもしれませんが、少なくとも大量の水で何度もうがいをするのは避けたほうが良いでしょう。
正しいうがいの方法
では、どのようにうがいをすればフッ素の効果を最大限に活かせるのでしょうか?
✅ 歯磨き後は少量の水(約15ml)で1回だけ軽くうがい
✅ 強くブクブクうがいをせず、軽くすすぐ程度にする
✅ 歯磨き後30分間は飲食を控えるとさらに効果的
うがいの回数を減らすだけで、日々の歯磨きの虫歯予防効果がアップするので、ぜひ試してみてください!
よくある質問
Q. うがいをしないと気持ち悪いのですが…
A. 少量の水で1回うがいをするだけでも十分です!
もしそれでも違和感がある場合は、フッ素濃度の低めの歯磨き粉を使う、またはフッ素洗口を取り入れるのもおすすめです。
Q. 子どもも同じ方法で大丈夫?
A. はい!むしろ、子どもの虫歯予防にはより効果的です。
ただし、小さいお子さんの場合はフッ素入りの歯磨き粉を飲み込まないように注意しながら、適量を使うことが大切です。
まとめ
歯磨きの後のうがいは、**「少量の水で1回だけ軽くすすぐ」**がベスト!
フッ素の効果を高めるために、何度もうがいをしないことが大切です。
つきみ野歯科医院では、患者様一人ひとりに合った虫歯予防法をご提案しています。フッ素の効果を活かして、健康な歯を守っていきましょう!

執筆者
つきみ野歯科医院
院長
2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。