歯周病治療のカギは「原因の除去」と「継続的なケア」
2025.07.01
歯周病の治療で最も重要なのは、原因となる細菌(プラーク)を取り除くことです。これを「原因除去」と呼び、歯科医院でのクリーニング(スケーリング)や、歯の根の汚れを取るルートプレーニングなどを通じて行います。
しかし、それだけでは不十分です。歯周病は「慢性的な生活習慣病」とも言われるように、治療後も再発しやすい病気です。そのため、治療が終わったあとも定期的に歯科医院でケアを続ける必要があります。
この継続的なケアを「サポーティブ・ペリオドンタル・セラピー(SPT)」と呼びます。
SPTでは、口の中の状態を定期的にチェックし、必要に応じてクリーニングや歯みがき指導を行います。これにより、再発を防ぎ、歯ぐきや歯を健康な状態に保つことができます。
つまり、歯周病治療は「治すこと」と「維持すること」がセットになって初めて成功するといえます。
症状が良くなっても、定期的な通院を続けることが、将来の歯を守るもっとも確実な方法なのです。

執筆者
つきみ野歯科医院
院長
2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。