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歯周病はどう進行する?歯肉の下で起きていること

2025.07.02

コラム

歯周病は、見た目にはあまり変化がなくても、歯肉の奥でじわじわと進行していく病気です。
最初は歯肉の炎症(歯肉炎)から始まり、やがてその炎症が歯の根を支えている骨(歯槽骨)にまで広がります。この状態が「歯周炎」です。

歯周炎になると、歯と歯肉の間に「歯周ポケット」と呼ばれるすき間ができます。ここに細菌がたまりやすくなり、炎症が慢性的に続く原因になります。
進行すると、歯を支える骨がさらに破壊され、最終的には歯がグラグラになって抜けてしまうこともあります。

また、歯周病には「活動期」と「休止期」があり、一時的に症状が落ち着いたように見えても、ある日を境に急に悪化することがあります。とくに、歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせのずれなどがあると「外傷性咬合」といって、炎症がさらに悪化しやすくなるため注意が必要です。

歯周病は「自覚症状が少ないまま進む」のが厄介なところ。
定期的に歯科医院でチェックを受け、早めに発見・対処することが何より大切です。

平井

執筆者

平井

つきみ野歯科医院

院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。

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