046-273-0003
Web予約

BLOG

ブログ

歯周病が全身に及ぼす影響 〜お口の健康が体の健康を守る〜

2025.05.07

コラム

「歯周病は歯ぐきの病気」と思っていませんか?
実は、歯周病はお口の中だけでなく、全身の健康にも深く関わる病気です。
近年の研究では、歯周病がさまざまな全身疾患と関係していることが明らかになっています。

つきみ野歯科医院では、歯周病の予防と治療を通じて、患者様の健康をサポートしています。
今回は、歯周病が全身に及ぼす影響と、その予防策について詳しく解説します。

1. 歯周病とは?
歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨が細菌によって破壊される病気です。
初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことが多いのが特徴です。

🦷 歯周病の進行段階
ステージ/ 症状
軽度(歯肉炎) /歯ぐきが赤く腫れる、歯磨き時に出血する
中等度(軽度歯周病) /歯ぐきの腫れ、口臭、歯がぐらつく
重度(重度歯周病) /歯を支える骨が溶ける、歯が抜けるリスク

2. 歯周病が全身に及ぼす影響
歯周病が進行すると、歯周病菌が血流を介して全身に広がることがあり、以下のような全身疾患を引き起こす可能性があります。

① 心疾患・脳血管疾患(心筋梗塞・脳梗塞)
🚨 歯周病菌が血管に入り込むと、動脈硬化を促進し、血栓ができやすくなります。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まることが報告されています。

📌 予防策
✅ 歯周病の早期治療と定期的なメインテナンス
✅ 血圧管理や食生活の改善
✅ 適度な運動を取り入れる

② 糖尿病の悪化
🚨 歯周病と糖尿病は「相互に影響し合う関係」にあります。
歯周病による慢性的な炎症が血糖値を上昇させ、糖尿病を悪化させる可能性があります。
逆に、糖尿病が進行すると免疫力が低下し、歯周病が悪化しやすくなるのです。

📌 予防策
✅ 歯科医院での定期検診とセルフケアの徹底
✅ 血糖コントロール(食事・運動・薬の管理)
✅ 禁煙を心がける(喫煙は糖尿病のリスクをさらに高める)

③ 認知症のリスク
🚨 歯周病菌が脳に炎症を引き起こし、認知機能の低下を促進するという研究結果があります。
また、歯を失うことで咀嚼能力が低下し、脳への刺激が減ることも認知症のリスクを高める要因とされています。

📌 予防策
✅ 歯周病予防を徹底し、歯を健康に保つ
✅ よく噛んで食べる習慣をつける
✅ 運動や社会活動に積極的に参加する

④ 早産・低体重児出産
🚨 妊娠中に歯周病が悪化すると、早産や低体重児出産のリスクが高まることが報告されています。
これは、歯周病菌が炎症性物質を分泌し、子宮の収縮を引き起こす可能性があるためです。

📌 予防策
✅ 妊娠中も定期的に歯科検診を受ける
✅ つわりがあっても、できる範囲で口腔ケアを行う
✅ 妊娠前から歯周病の予防・治療を行う

⑤ 肺炎(誤嚥性肺炎)
🚨 高齢者の場合、歯周病菌が気管に入り込むことで誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。
特に、寝たきりの方や飲み込む力が弱い方は、歯周病を放置すると肺炎のリスクが高まります。

📌 予防策
✅ 口腔ケアを徹底し、細菌の増殖を防ぐ
✅ 定期的な歯科検診を受け、専門的なクリーニングを行う
✅ 飲み込み(嚥下)機能のチェックを行う

3. 歯周病を予防するために
歯周病は、適切なケアと早期治療で予防することが可能です。

✅ 毎日の歯磨き(歯間ブラシやデンタルフロスを活用)
✅ 歯科医院での定期的なクリーニングと検診(3〜6ヶ月に1回)
✅ バランスの良い食事(ビタミンC・カルシウムを意識)
✅ 禁煙を心がける(喫煙は歯周病を悪化させる)

つきみ野歯科医院では、歯周病の早期発見・治療を徹底し、患者様の全身の健康を守るサポートを行っています。
歯周病が気になる方は、お気軽にご相談ください😊✨

まとめ
🦷 歯周病は、お口の病気だけでなく全身の健康にも影響を与える!
🦷 心疾患・糖尿病・認知症・早産・肺炎など、さまざまな疾患との関連がある!
🦷 歯周病を防ぐことで、健康寿命を延ばすことができる!
🦷 毎日のセルフケアと歯科医院での定期メインテナンスが予防のカギ!

「最近、歯ぐきが腫れる」「歯磨きで血が出る」という方は、歯周病のサインかもしれません!
気になる症状があれば、**早めに歯科医院を受診し、全身の健康を守るためのケアを始めましょう!**😊✨

平井

執筆者

平井

つきみ野歯科医院

院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。

pagetop