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全身の健康と歯周病の関係。あなたの体にも影響があるかも?

2026.01.22

コラム

こんにちは。つきみ野歯科医院です。
今回は、多くの方がかかっている「歯周病」と、全身の健康との関係についてお話しします。

「歯肉が腫れているだけ」「歯みがきで血が出るだけ」
そう思っていませんか?
実は歯周病は、お口の中だけでなく全身の病気にも深く関わることが、近年の研究で明らかになっています。

🔹歯周病とは?
歯周病は、歯を支える骨(歯槽骨)や歯肉に炎症が起こり、
進行すると歯が抜けてしまう病気です。
自覚症状が少なく、気づかないうちに進行していることも多いのが特徴です。

日本人の成人の約8割が、何らかの歯周病にかかっているとも言われています。
放置しておくと、歯を失うだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

🔹歯周病と糖尿病の深い関係
特に注目されているのが、「歯周病」と「糖尿病」の関係です。

糖尿病になると血糖値が高い状態が続き、体の抵抗力が弱まります。
そのため歯周病が悪化しやすく、治りにくくなるのです。

さらに、歯周病によって歯肉で炎症が起こると、
炎症性物質(サイトカイン)が血液に流れ込み、インスリンの働きを妨げることがあります。
これにより血糖値のコントロールが難しくなり、糖尿病が悪化してしまうのです。

つまり、

糖尿病 → 歯周病が悪化しやすい

歯周病 → 糖尿病のコントロールを悪化させる
というように、お互いに影響し合う「悪循環」の関係にあります。

一方で、歯周病を治療して炎症を抑えることで、血糖値(HbA1c)が改善するという研究報告もあります。
歯の健康を守ることは、全身の健康にもつながっているのです。

🔹歯周病が関係する全身の病気
歯周病の炎症が進むと、歯肉の中の細菌や毒素が血液に入り込み、
体のさまざまな場所で悪影響を及ぼすことがあります。

代表的なものとして、次のような病気との関連が指摘されています。

動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞:血管内で炎症を起こし、血栓の原因になることがあります。

誤嚥性肺炎:高齢者では、菌を誤って肺に吸い込むことで肺炎を起こすことがあります。

早産・低体重児出産:妊娠中の炎症物質が子宮に影響を与える可能性があります。

認知症:歯周病菌が脳に入り、アルツハイマー型認知症の進行に関係しているという研究もあります。

このように、歯周病は「お口の中」だけの問題ではなく、全身の病気のリスク要因にもなるのです。

🔹歯周病を防ぐために今日からできること
歯周病は、早期発見と日々のケアで予防できます。
次のポイントを意識してみましょう。

正しい歯みがき習慣
 歯と歯肉の境目を丁寧にみがき、歯間ブラシやフロスも使いましょう。

定期的な歯科検診
 歯石や汚れをプロの手でしっかり落とすことが大切です。
 3〜6ヶ月に一度のクリーニングをおすすめします。

生活習慣の見直し
 喫煙、睡眠不足、ストレス、偏食は歯周病を悪化させます。
 健康的な生活リズムを意識しましょう。

全身の病気のコントロール
 糖尿病や高血圧などをお持ちの方は、歯科と内科の連携で
 全身の管理を行うことが大切です。

🔹まとめ:「お口の健康」は「全身の健康」への第一歩
歯周病を放っておくと、知らないうちに全身の健康にも影響を及ぼします。
反対に、お口の健康を整えることで、体の調子が良くなることもあります。

健康寿命をのばすために
ぜひ、定期的な歯科検診で歯周病を早期に発見し、
全身の健康を守っていきましょう。

平井

執筆者

平井

つきみ野歯科医院

院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。

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