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シュガーコントロールについて:子供の虫歯予防のカギ

2025.07.30

コラム

虫歯予防において重要なのは、歯磨きやフッ素ケアだけではありません。
日々の飲食習慣、特に砂糖(シュガー)の摂取コントロールが大きな影響を与えます。

つきみ野歯科医院では、特にお子様の虫歯予防に力を入れ、3歳までは1日5回、4歳以上は1日4回の飲食回数を目標にすることを推奨しています。今回は、シュガーコントロールの重要性と具体的な方法についてお伝えします。

シュガーコントロールが大切な理由
食べ物や飲み物を口にすると、口腔内の細菌が食べ物に含まれる糖を分解し、酸を作り出します。この酸が歯のエナメル質を溶かし始め、虫歯の原因となる「脱灰」を引き起こします。しかし、唾液が酸を中和することで、再び歯を修復する「再石灰化」が起こります。
頻繁に食べたり飲んだりすると、再石灰化の時間が足りなくなり、虫歯リスクが高まります。 そのため、1日の飲食回数を適切にコントロールすることが、虫歯予防において非常に重要です。

年齢別の飲食回数の目標
3歳まで:1日5回 この時期の子供は成長が早く、食事の他におやつや授乳などで栄養を補う必要があります。しかし、食べる頻度が多すぎると虫歯のリスクが高まるため、1日5回程度を目安に飲食をコントロールしましょう。

4歳以上:1日4回 4歳を過ぎると、3回の食事と1回のおやつが目安になります。おやつは時間を決めて与えることで、だらだら食べを防ぎます。特に寝る前の飲食は避けることが重要です。

シュガーコントロールの具体的な方法
おやつの選び方
・チョコレートやキャンディなどの甘いお菓子を避け、果物やチーズ、ナッツなど、歯に優しい食品を選びましょう。
・キシリトール入りのお菓子は、虫歯リスクを下げる効果があります。

だらだら食べを防ぐ
・おやつの時間を決め、短時間で食べ終わるようにしましょう。
・食べた後は水を飲むことで、口腔内の酸を中和する効果があります。

飲み物の工夫
・ジュースや炭酸飲料などの糖分が多い飲み物を控え、無糖の飲み物や水を選びましょう。
・スポーツドリンクも意外に糖分が多いため注意が必要です。

食事の後の歯磨き
・食後30分以内に歯磨きをする習慣をつけましょう。
・子供の場合は仕上げ磨きを行い、歯と歯の間や奥歯の溝までしっかり磨くことが大切です。

フッ素洗口との組み合わせで効果アップ
つきみ野歯科医院では、飲食回数のコントロールとともにフッ素洗口を推奨しています。フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の進行を抑える効果があります。適切なフッ素ケアを取り入れることで、シュガーコントロールの効果をさらに高めることができます。

まとめ
シュガーコントロールは、虫歯予防の基本となる重要な習慣です。つきみ野歯科医院では、3歳までは1日5回、4歳以上は1日4回の飲食回数を目標に、お子様の虫歯予防をサポートしています。
適切な飲食習慣とフッ素ケアを組み合わせることで、健康な歯を長く守ることができます。ご不明な点があれば、ぜひお気軽にご相談ください!

平井

執筆者

平井

つきみ野歯科医院

院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。

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