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災害時こそ大切です、お口のケア

2024.05.02

コラム

災害は予告なく訪れます。地震、洪水、台風など、自然の脅威は時として私たちの生活を一変させることがあります。そんな緊急時に最も忘れがちなのが、口腔ケアです。しかし、災害時こそ、お口の健康を保つことが非常に重要になります。

災害発生時、水道が止まると清潔な水が不足し、歯磨きやうがいが困難になります。しかし、このような時こそ、口腔内を清潔に保つことが病気の予防につながります。飲料水が限られる中での口腔ケアは、ウェットティッシュやガーゼを使用して歯や歯茎を拭く、少量の水で口をすすぐなど、工夫が求められます。

また、ストレスが多い災害時には、口内炎ができやすくなることもあります。これは、ストレスによる免疫力の低下が原因です。口内炎は食事の際の痛みを伴い、栄養摂取を妨げる可能性があります。そうならないためにも、普段からの良好な口腔衛生が重要です。

非常時用の持ち出し袋には、歯ブラシや小さな歯磨き粉、使い捨ての歯ブラシ、口内炎治療薬などを準備しておくことをお勧めします。これらは、非常時の健康管理を支える重要なアイテムです。また、水が限られている時に役立つ水なしで使用できる歯磨き粉も市販されています。

災害時における口腔ケアの重要性は、感染症予防にもつながります。口腔内が不潔になると、細菌が繁殖しやすくなり、それが全身に影響を及ぼすことがあります。健康な口内環境を保つことで、体全体の健康も守ることができるのです。

私たちは普段から災害への備えを怠ってはなりません。口腔ケアの重要性を理解し、万全の準備をしておくことで、いざという時にも対応できるようにしましょう。災害時こそ、お口のケアが大切になります。

平井

執筆者

平井

つきみの歯科医院

副院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。