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8020運動を達成する人はどんな人?噛み合わせも大きく関係します

2025.11.26

コラム

「80歳で20本の歯を残そう」という 8020(ハチマルニイマル)運動
達成率は年々高まっていますが、達成している人にはいくつか共通の特徴があります。

実は、これらの習慣に加えて、“噛み合わせ(咬合)が良いこと”も、8020達成に大きく関係していることがわかっています

1. 噛み合わせが良い人(正常咬合)は歯を失いにくい

噛み合わせが乱れていると、
特定の歯に過度な力がかかり続けます。

一部の歯だけに強く当たる

食いしばりで奥歯や前歯が割れやすい

歯周病が進行しやすくなる

詰め物・被せ物が外れやすい

これらはすべて 歯を失う原因 につながります。

逆に、正常咬合の人は力が均等に分散されるため、歯や歯周組織に負担がかかりにくく、歯を長く健康に保ちやすいのです。

そのため、8020達成者には 噛み合わせが安定している人が多い という特徴があります。

2. 8020達成者の共通点(習慣+噛み合わせ)
定期検診を欠かさない
痛みがなくてもメンテナンスに通い、早期治療を行う人が多い。

毎日の歯磨きが丁寧
フッ素入り歯磨き剤の使用、フロス・歯間ブラシの習慣がある。

歯周病を放置しない
腫れ・出血・口臭などの小さなサインに気づき、早めに受診。

食習慣が整っている
間食が少なく、よく噛んで食べる習慣がある。

タバコを吸わない
喫煙は歯を失う最大のリスクの一つ。

噛み合わせが良い(または治療で整えている)
・力が均一にかかるため歯が長持ち

・歯周病の進行が遅くなる

・歯が割れにくい

・顎関節への負担が軽減

ここは8020の“隠れたポイント”ですが、非常に大切な要素です。

3. 噛み合わせは「先天性だけで決まる」わけではない

「噛み合わせが悪いともうダメなの?」
そんな心配をされる方もいますが、心配はいりません。

噛み合わせは、
治療や習慣によって整えることができます。

・歯列矯正

・かぶせ物・詰め物の調整

・食いしばり・歯ぎしりへのマウスピース治療

・奥歯でしっかり噛める環境づくり(咀嚼指導など)

適切に改善することで、歯や歯周組織への負担を大幅に減らせます

4. まとめ:8020は“噛み合わせ”と“習慣”の両方が大切
8020を達成する人の共通点

・定期検診を続けている

・毎日のケアが丁寧

・歯周病を早く見つけて治療

・食習慣が整っている

・タバコを吸わない

・噛み合わせが良く、歯に力が均等にかかっている

噛み合わせがよいと歯や歯周病への負担が減り、
結果として歯の寿命が延びやすくなります

8020運動は特別なことではなく、
今日の習慣+適切な噛み合わせのケアで誰でも目指せる目標です。

平井

執筆者

平井

つきみ野歯科医院

院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。

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