保険の義歯と金属床義歯の違いとは?見た目・快適さ・費用をわかりやすく解説!
2025.11.05
保険の義歯(入れ歯)と金属床義歯(金属の入れ歯)の違いを、見た目・快適さ・耐久性・費用の観点から徹底比較。自分に合った入れ歯選びの参考にしてください。
🦷 はじめに
入れ歯(義歯)には大きく分けて「保険の義歯」と「金属床義歯」の2種類があります。
どちらも噛む機能を補うためのものですが、見た目・装着感・費用に大きな違いがあります。
この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすくご紹介します。
💡 保険の義歯とは
特徴
保険診療で作製できる義歯で、床(しょう=歯ぐきに当たる部分)がレジン(プラスチック)製です。
最も一般的で、多くの方が利用されています。
・費用が安い(保険適用)
・修理・調整が容易
・短期間で作製可能
デメリット
・プラスチック製なので厚みがあり、違和感を感じやすい
・熱が伝わりにくく、食事の温度を感じにくい
・長期間使用すると変色・摩耗・変形が起こることも
💎 金属床義歯とは
特徴
床部分にチタンやコバルトクロムなどの金属を使用した自費診療の義歯です。
保険の義歯よりも薄く、軽く、快適に使えるのが最大の特徴です。
・薄くて装着感が良い
・熱伝導性が高く、食事がよりおいしく感じられる
・耐久性が高く、長く使用できる
・見た目も自然で、発音がしやすい
デメリット
・保険がきかないため費用が高い
・修理が必要な場合は再作製が必要になることも
📊 比較表で見る違い
項目 /保険の義歯 /金属床義歯
費用 /◎ 安い(保険適用) /△ 高価(自費)
装着感 /△ 厚みがあり違和感 /◎ 薄くて快適
耐久性 /△ やや弱い /◎ 強く長持ち
食事の温度 /△ 感じにくい /◎ よく伝わる
修理のしやすさ /◎ 容易 /△ 再作製の場合あり
🪞 どちらを選ぶべき?
費用を重視する方 → 保険の義歯
快適さ・自然な使い心地を重視する方 → 金属床義歯
入れ歯は毎日使う大切な「身体の一部」。
長く快適に使うためには、自分の生活スタイルやお口の状態に合った義歯を選ぶことが大切です。
迷ったときは、歯科医師にご相談ください。
✨ まとめ
保険の義歯はコスト重視・手軽に作りたい方向け、
金属床義歯は快適さ・自然な見た目を重視する方向けです。
それぞれの特徴を理解し、あなたに最適な義歯を選びましょう。

執筆者
つきみ野歯科医院
院長
2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。





