口腔内検査は大事なステップです
2025.04.16
歯周病の治療は、いきなりスタートするわけではありません。まず行うのが「検査」です。
これは、歯ぐきの状態や歯周病の進行度を正確に把握し、適切な治療計画を立てるための大切なステップです。
検査では、まず歯と歯ぐきの境目の深さ(歯周ポケット)を測ります。専用の器具を使って1本の歯に対し6ヶ所測定し、炎症や骨の減り具合を確認します。また、歯を揺らして「グラつき」の有無や程度を調べることもあります。
さらに、レントゲン検査で歯を支える骨(歯槽骨)がどのくらい残っているかを確認し、必要に応じて歯並びや噛み合わせ(咬合)などの状態も評価します。これにより、見た目だけでは分からない病気の進行度が明らかになります。
このように、歯周病の検査はとても丁寧に行われます。検査結果をもとに、患者さんにわかりやすく説明し、納得して治療を受けていただくことが大切です。
気になる症状があれば、まずは検査から始めましょう。

執筆者
つきみ野歯科医院
院長
2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。