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神経を抜いた歯の寿命 〜神経を取った歯を長く守るために〜

2025.09.24

コラム

虫歯が進行すると、「神経を抜きましょう」と歯科医師に言われることがあります。
「神経を抜いたら、その歯はどうなるの?」「寿命が短くなるって本当?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

実は、神経を抜いた歯(失活歯)は、健康な歯に比べて寿命が短くなる傾向があります。
しかし、適切な治療とケアを行えば、長く健康に保つことも可能です。

つきみ野歯科医院では、神経を抜いた歯のリスクを最小限に抑え、できるだけ長持ちさせるための治療とサポートを提供しています。
今回は、神経を抜いた歯の寿命や、それを長持ちさせる方法について詳しく解説します。

1. なぜ神経を抜く必要があるのか?
神経を抜く治療(根管治療)は、歯の内部にある神経が炎症を起こしたり、細菌感染したりしたときに行う処置です。

🦷 神経を抜く主な理由
✅ 重度の虫歯(歯の内部まで細菌が侵入し、強い痛みがある)
✅ 歯の破折や外傷(神経が露出してしまった場合)
✅ 歯の内部に膿がたまる(根尖性歯周炎)

神経を取らなければ、炎症が広がり、歯の寿命がさらに短くなる可能性があるため、やむを得ず行う治療なのです。

2. 神経を抜いた歯の寿命はどれくらい?
神経を抜いた歯は、適切な治療とメインテナンスを行えば10年以上持つこともあります。
しかし、放置すると通常の歯よりも寿命が短くなる可能性が高いです。

🦷 神経を抜いた歯の寿命に影響する要因
要因 /影響
治療の精度 /しっかりした根管治療が行われていれば長持ちする
被せ物の適合 /適切な補綴処置がされていないと破折しやすい
噛み合わせの管理 /強い力がかかると歯が割れやすくなる
セルフケアの習慣 /プラークがたまると歯の根が感染しやすくなる
定期検診の受診 /定期的にチェックしないとトラブルが見逃される

📌 適切な治療とケアをすれば、長く持たせることが可能!

3. 神経を抜いた歯が弱くなる理由
① 歯がもろくなる
🚨 神経を抜いた歯は血流がなくなるため、水分が失われ、乾燥してもろくなる傾向があります。
そのため、噛む力の影響を受けやすく、割れたりヒビが入ったりしやすくなります。

② 痛みを感じにくくなる
🚨 神経を抜いた歯は、痛みを感じるセンサー(神経)がないため、問題が起きても気づきにくいです。
そのため、虫歯や感染が進行しても自覚症状がなく、気づいたときには重症化していることも。

📌 定期的な歯科検診でチェックすることが大切!

③ 歯根破折のリスクが高まる
🚨 神経を抜いた歯は、強い力が加わると割れやすくなります。
特に奥歯は強い力がかかるため、適切な被せ物(クラウン)で補強することが重要です。

📌 奥歯は特に被せ物をして補強し、噛み合わせの負担を減らしましょう!

4. 神経を抜いた歯を長持ちさせる方法
神経を抜いた歯を長持ちさせるためには、以下のポイントをしっかり守ることが大切です。

① 精度の高い根管治療を受ける
🚨 神経を抜いた後の根管内に細菌が残っていると、再感染してしまいます。
つきみ野歯科医院では、ラバーダムやマイクロスコープを使用し、精度の高い根管治療を行っています。

📌 質の高い治療を受けることが、歯を長く持たせる第一歩!

② 適切な補綴処置(被せ物)をする
🚨 神経を抜いた歯はもろいため、被せ物で補強することが重要です。
特に、奥歯は強い力がかかるため、金属やジルコニアなどの強度の高い被せ物を選ぶと安心です。

📌 噛み合わせの負担を考えた補綴処置を選びましょう!

③ 定期的な歯科検診を受ける
🚨 神経を抜いた歯は、問題があっても痛みを感じにくいため、定期的な検診が必須です。
定期検診では、歯の根や噛み合わせをチェックし、必要なケアを行います。

📌 3〜6ヶ月ごとの検診を習慣にしましょう!

④ 過度な力をかけない(歯ぎしり・食いしばりに注意)
🚨 歯ぎしりや食いしばりが強いと、神経を抜いた歯が割れやすくなります。
夜間の歯ぎしりがある方は、ナイトガード(マウスピース)を装着するのも有効です。

📌 歯の負担を減らすために、噛み合わせの調整も大切!

⑤ 毎日のセルフケアを徹底する
🚨 神経を抜いた歯でも、虫歯や歯周病のリスクはあります。
特に、歯ぐきとの境目は汚れが溜まりやすいため、歯間ブラシやフロスを活用してしっかりケアしましょう。

📌 セルフケア+プロケア(定期クリーニング)で健康を維持!

まとめ
🦷 神経を抜いた歯は寿命が短くなりやすいが、適切な治療とケアで長持ちさせることが可能!
🦷 精度の高い根管治療と適切な被せ物で補強することが重要!
🦷 定期検診を受けて、早めにトラブルを防ぐことが大切!
🦷 噛み合わせや歯ぎしりにも注意し、歯を守る工夫を!

「神経を抜いた歯の寿命が心配…」「治療後のメインテナンス方法を知りたい!」という方は、
ぜひつきみ野歯科医院までご相談ください!😊✨

平井

執筆者

平井

つきみ野歯科医院

院長

2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。

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