歯の抜け変わり時期に大事なこと 〜健やかな歯並びのために〜
2025.05.22
お子さまの歯がぐらぐらし始めると、「このまま抜けて大丈夫?」「永久歯はちゃんと生えてくる?」と気になる親御さんも多いのではないでしょうか?
乳歯から永久歯への生え変わりは、お口の成長にとってとても大切な時期です。
この時期に適切なケアをすることで、きれいな歯並びや健康な噛み合わせを育むことができます。
つきみ野歯科医院では、歯の生え変わり時期のお子さまをサポートし、将来の歯並びやお口の健康を守るためのケアに力を入れています。
今回は、乳歯の抜け変わり時期に大事なポイントについて詳しくご紹介します!
1. 歯の生え変わり時期はいつ?
歯の生え変わりは、6歳頃から始まり、12歳頃までにほぼ完了します。
一般的な生え変わりの順番は、以下のようになります。
<乳歯から永久歯への生え変わりの目安>
年齢/抜ける乳歯/生えてくる永久歯
6歳前後 /前歯(下の前歯から) /下の前歯、6歳臼歯(第一大臼歯)
7〜9歳 /上の前歯、横の前歯 /上下の前歯(側切歯)
9〜12歳 /奥歯や犬歯 /犬歯、第一・第二小臼歯
12歳前後 /最後の奥歯 /第二大臼歯(12歳臼歯)
📌 個人差があるため、焦らずお子さまのペースを見守ることが大切です!
2. 歯の抜け代わり時期に大事なポイント
① 乳歯が自然に抜けるのを待つ
「ぐらぐらしているけど、なかなか抜けない!」と焦ることもありますが、無理に抜かず、自然に抜けるのを待ちましょう。
無理に抜くと、歯ぐきに傷がついたり、永久歯の生え方に影響が出ることもあります。
📌 こんなときは歯医者に相談!
✅ 乳歯が抜ける前に、永久歯が横から生えてきた(2列になってしまった)
✅ 乳歯がグラグラせず、なかなか抜けない
✅ 乳歯が虫歯になり、永久歯に悪影響を及ぼしそう
歯の生え変わりがスムーズに進むように、適切な処置を行います。
② 6歳臼歯の生え始めに注意!
6歳頃に生えてくる「6歳臼歯(第一大臼歯)」は、噛み合わせの土台になるとても大切な歯です。
しかし、生え始めは高さが低く、奥にあるため、汚れがたまりやすく虫歯になりやすいという特徴があります。
📌 6歳臼歯を守るために
✅ 生え始めから丁寧に歯磨きをする
✅ フッ素塗布やシーラントを活用する(当院でもシーラントを推奨!)
✅ 定期的に歯科検診を受ける
6歳臼歯をしっかり守ることで、将来の歯並びや噛み合わせが安定しやすくなります。
③ 歯並びや噛み合わせをチェック!
永久歯が生えてくるときに、正しい位置に生えているか? 噛み合わせに問題はないか?をチェックすることが大切です。
歯並びが悪くなる主な原因には、以下のようなものがあります。
🚨 歯並びが悪くなる原因
🔹 指しゃぶりや舌の癖(舌を前に出す、頬を噛むなど)
🔹 口呼吸(口を開けたまま呼吸する)
🔹 乳歯の虫歯で歯のスペースが狭くなる
🔹 永久歯が生えるスペースが足りない
歯並びに違和感を感じたら、小児予防矯正の視点からもチェックすることをおすすめします。
④ 正しい歯磨き習慣を身につける
生え変わりの時期は、乳歯と永久歯が混在するため、歯の高さがバラバラで磨き残しが増えやすいのが特徴です。
また、新しく生えたばかりの永久歯は表面が柔らかく虫歯になりやすいため、注意が必要です。
📌 歯磨きのポイント
✅ フッ素入りの歯磨き粉を使う(低濃度のものから開始)
✅ デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れる
✅ 仕上げ磨きを続ける(10〜12歳くらいまでは推奨)
つきみ野歯科医院では、お子さまの歯の成長に合わせた歯磨き指導も行っていますので、お気軽にご相談ください!
3. つきみ野歯科医院でのサポート
つきみ野歯科医院では、お子さまの歯の生え変わりをしっかりサポートしています。
🦷 定期検診で生え変わりの経過をチェック
🦷 フッ素塗布やシーラントで虫歯予防
🦷 歯並びの相談や小児予防矯正にも対応
お子さまの健やかな歯の成長を支えるために、歯科医院と一緒に見守っていきましょう!
まとめ
🦷 歯の生え変わりは6〜12歳頃が目安! 焦らず自然に抜けるのを待つことが大切!
🦷 6歳臼歯はとても大事な歯! 虫歯にならないようにしっかりケア!
🦷 歯並びや噛み合わせに注意し、違和感があれば歯科医に相談!
🦷 正しい歯磨き習慣を身につけ、永久歯を健康に育てよう!
お子さまの歯のことで気になることがあれば、**つきみ野歯科医院までお気軽にご相談ください!**😊✨

執筆者
つきみ野歯科医院
院長
2004年神奈川歯科大学歯学部 卒業。
2011年からつきみ野歯科医院に勤務して以来、地域の皆様の”歯の健康”をお守りしてまいりました。
スタッフブログでは当院の診療内容についてや、スタッフ、医院の様子なども楽しく更新していきますので、 ぜひ御覧ください。